K-1JAPANGP総評

2002年9月22日
  今回のK-1は、僕的に非常に残念な内容に終わった。これではファンが減ってしまうのではないか?
  『ブンブン丸』は、体のバランスが悪すぎる。パワーは折り紙付きだが、体の軸が不安定すぎる。
あれではスタミナの消耗が激しくて当然だし、カウンターをもらった時のダメージも大きい。だが、それでも相手を倒した。ボディバランスが養われれば、恐ろしい選手になることは間違いないだろう。
  今回、最も光った選手は極真の野地竜太だろう。
 とにかく、前に出る。
 ひたすら、攻め続ける。
 決して、後退しない。
身体も素晴らしい仕上がりだ。中迫のパンチの連打をもらって、『ブンブン丸』が倒れたのに野地が倒れなかった理由はそこだと思う。是非とも今後武蔵や中迫を脅かす存在になって欲しい。
  次に、富平。彼のパフォーマンスに思わず感情移入してしまったのは僕だけではないだろう。
どつき合いに付き合う気が全くない武蔵。前蹴りで突き放し、それでも入られるとクリンチ。相手の攻撃のあとの隙には返し技でポイントを稼ぐ。武蔵の試合ぶりには、いつも落胆する。
  決勝戦。最悪の予感が的中してしまった。
なぜに武蔵に票が入る!?気力で勝っていたのはどっちだ!?
武蔵は相変わらず前蹴りでストッピング、詰められたらクリンチ、隙があるときのみ攻めるというやり方。対して中迫は、武蔵を倒そうと言う明確な意志を持っていた。・・確かに、スタミナ切れで手打ちのパンチだった。武蔵は倒れなかった。だが、
 中迫は、武蔵を倒そうとしていた。
 武蔵は、耐え抜こうとしていた。
 中迫は、とにかく手を出していた。
 武蔵は、明らかに防戦一方だった。
・・なのに、なぜ!?なぜ二人のジャッジが武蔵を勝たせて一人はドロー!?
大いに納得がいかない。きっと素人目にも疑問の残る判定だったはずだ。なぜそこまでして武蔵を護る?K−1のコンセプトは、K.Oではなかったのか!?
壮絶なK.Oと、それに伴う、相手を倒そうとする闘争心のぶつかり合い・せめぎ合いを見せる団体ではなかったのか!?武蔵が今後もあんな試合をすると言うのなら、僕はもうK-1選手として武蔵は要らない。
あのやり方では、レバンナやセフォーやクロコップは絶対に倒せない。守りきれなくて、逃げ切れなくてやられるか、判定負けか。奇跡が起きてもドローがいいところだ。もうしばらく様子を見ることにしよう。
  『日本人で誰が一番強いのか!?』の答えがあれだとしたら、開いた口が塞がらない。

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