時間について。
2002年9月11日 ウチにはクロちゃんという猫がいます。
僕に似てとっても甘えん坊です。近付くと必ず咽喉を鳴らしてすり寄ってきます。よその人や猫にはものすごく攻撃的でこっちがびっくりしちゃいます。
クロちゃんは、弟が通学路のトンネルにいたのを見たという話を聞いて、僕が一緒に行って連れてきました。弟は毎日通る道だし、ある日轢かれてたりしたら耐えられないでしょ?って言って無理矢理。
親は徐々に納得させました。
最近は随分大きくなって、すっかり大人になりました。でも甘えん坊ぶりは相変わらずです。
クロちゃんはまだ元気なのに、僕は最近この子といつかお別れしなければならないことを思って、時々哀しくなったりします。
でも、僕がそんな風に考えるのは、一緒にいられる絶対的な時間が、人間同士に比べて少ないからなんじゃないかって思うんです。
中学校の教科書の、ある論文によると、動物の体のサイズと時間の速さは反比例するそうです。ネズミとか小動物は寿命も短い代わりに全ての現象におけるテンポも速く、逆にゾウみたいな大型動物は、寿命が長い代わりにすべてにおけるテンポが遅いとのことです。・・そして、そこから計算すると、一生を終えるまでの感覚的な時間の長さは、どの生き物もほぼ同じくらいになるのだそうです。
僕は、この論文を読んでとっても救われた気分になりました。ヒトから見ると、イヌやネコは10年そこそこしか生きれなくて、薄命だなぁ・・って感じるけど、彼らのなかで流れている時間をヒトに換算すると、さほど差はないようですね。特にペットのように、食事や病気の予防・治療など、様々な保護を受けている動物は、ヒトで言えば少なく見積もっても50〜60年分くらいは生きてるんじゃないかと思います。
速くても、遅くても、自分でも相手でも、会えなくなって、お話もできなくなって、触れ合うこともできなくなってしまう時がいつか来るという現実は、人間同士でも同じ。そして、(人間の時間からすれば)短命なペットたちでも、それはもちろん同じこと。
煩雑になってしまったけれど、僕はクロちゃんのお陰で、他人との出会い・付き合い、そして一緒に過ごす時間の有限性を再認識して、大切にしなければなぁ・・・と、思ったのでした。(笑)
僕に似てとっても甘えん坊です。近付くと必ず咽喉を鳴らしてすり寄ってきます。よその人や猫にはものすごく攻撃的でこっちがびっくりしちゃいます。
クロちゃんは、弟が通学路のトンネルにいたのを見たという話を聞いて、僕が一緒に行って連れてきました。弟は毎日通る道だし、ある日轢かれてたりしたら耐えられないでしょ?って言って無理矢理。
親は徐々に納得させました。
最近は随分大きくなって、すっかり大人になりました。でも甘えん坊ぶりは相変わらずです。
クロちゃんはまだ元気なのに、僕は最近この子といつかお別れしなければならないことを思って、時々哀しくなったりします。
でも、僕がそんな風に考えるのは、一緒にいられる絶対的な時間が、人間同士に比べて少ないからなんじゃないかって思うんです。
中学校の教科書の、ある論文によると、動物の体のサイズと時間の速さは反比例するそうです。ネズミとか小動物は寿命も短い代わりに全ての現象におけるテンポも速く、逆にゾウみたいな大型動物は、寿命が長い代わりにすべてにおけるテンポが遅いとのことです。・・そして、そこから計算すると、一生を終えるまでの感覚的な時間の長さは、どの生き物もほぼ同じくらいになるのだそうです。
僕は、この論文を読んでとっても救われた気分になりました。ヒトから見ると、イヌやネコは10年そこそこしか生きれなくて、薄命だなぁ・・って感じるけど、彼らのなかで流れている時間をヒトに換算すると、さほど差はないようですね。特にペットのように、食事や病気の予防・治療など、様々な保護を受けている動物は、ヒトで言えば少なく見積もっても50〜60年分くらいは生きてるんじゃないかと思います。
速くても、遅くても、自分でも相手でも、会えなくなって、お話もできなくなって、触れ合うこともできなくなってしまう時がいつか来るという現実は、人間同士でも同じ。そして、(人間の時間からすれば)短命なペットたちでも、それはもちろん同じこと。
煩雑になってしまったけれど、僕はクロちゃんのお陰で、他人との出会い・付き合い、そして一緒に過ごす時間の有限性を再認識して、大切にしなければなぁ・・・と、思ったのでした。(笑)
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